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なごや生物多様性センターでは、なごやの生きものやその環境を市民と協働で調査しています。

また、市内に生息・生育している野生生物について、その絶滅の危険性の程度を明らかにした名古屋市版レッドリスト・レッドデータブックを作成しています。

市民と協働での生きもの調査

センターでは、センターが事務局を務める「なごや生物多様性保全活動協議会」などと協働で、なごやの生きものの調査・保全活動を行っています。

多くの市民にも参加いただく調査・保全活動としては、市内一斉生物調査などを実施しています。

なごや生きもの一斉調査2016~セミの抜け殻編~

平成28年8月26日(金曜日)~29日(月曜日)に、市内の緑地や公園37か所で「なごや生きもの一斉調査2016」を開催しました。今回はなごや生物多様性保全活動協議会主催、名古屋市みどりの協会共催で行いました。テーマはセミの抜け殻で、参加者はのべ357人になりました。

なごや生きもの一斉調査2016~セミの抜け殻編~の写真1

なごや生きもの一斉調査2016~セミの抜け殻編~の写真2

調査当日は目視でセミの抜け殻を見つけ、その後資料をもとに同定を行いました。その結果、アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミの抜け殻が確認されました。当初クマゼミが最も多いのではないかと推察されましたが、全体としてはアブラゼミの個体数が圧倒的に多いことがわかりました。

参加者からは、「セミの抜け殻の見分け方がわかるようになった」という声が寄せられました。

なごや生きもの一斉調査2015~カマキリ編~

平成27年10月2日(金曜日)~5日(月曜日)に、市内の緑地や公園96か所で、「なごや生きもの一斉調査2015」(協議会主催)を開催しました。今回の調査では、カマキリの生息状況調査を行いました。子供から大人までたくさんの方に参加していただき、参加者はのべ503人になりました。

なごや生きもの一斉調査2015~カマキリ編~の写真1

なごや生きもの一斉調査2015~カマキリ編~の写真2

調査当日は目視でカマキリの成虫または卵鞘を見つけ、資料をもとに同定を行いました。その結果、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、ムネアカハラビロカマキリ、コカマキリの成虫と卵鞘が確認されました。この中でムネアカハラビロカマキリは近年生息が確認された外来種です。

今後はさらなる分布記録の集積をしつつ、生息動向を把握しなければなりません。

なごや生きもの一斉調査2014~甲殻類調査~

平成26年7月19日(土曜日)~21日(祝日・月曜日)の3日間に、市内のため池や河川20か所で、「なごや生きもの一斉調査2014」(協議会主催)を開催しました。今回の調査では、アメリカザリガニを中心とした甲殻類の生息状況調査を行いました。子供から大人までたくさんの方に参加していただき、参加者は3日間でのべ460人になりました。

なごや生きもの一斉調査2014~甲殻類調査~の写真1

なごや生きもの一斉調査2014~甲殻類調査~の写真2

調査当日は、わなで捕まえた生きものの調査を行いました。アメリカザリガニやスジエビ、テナガエビ、タカノケフサイソカニなどの甲殻類他、ブルーギルやモツゴなどの魚類、カメ類など、調査地点ごとに様々な生きものが確認されました。調査の結果、在来・外来種合わせて20種類以上の生きものが確認されましたが、そのうちの約3割が外来種であり、多くの外来種が定着していることがわかりました。

ため池の池干し 2013

平成25年11月17日(日曜日)に、千種区茶屋ヶ坂公園内の茶屋ヶ坂池で池干しを行いました。小学生をはじめとする地域住民の方々、市民生きもの調査員、専門家など110名が池内の活動に参加したほか、見学者を含めると360名の方に参加いただきました。

池の水位を下げ、水の残った部分において地引網を使って魚を集め、タモ網ですくって生物採集を行い、池に生息している生物を調査しました。また、採集した生物の展示を行い、参加者や見学者の方々に池の生物について知っていただきました。

茶屋ヶ坂池の池干しの様子の写真1

茶屋ヶ坂池の池干しの様子の写真2

在来の生物では、モツゴやニホンイシガメ、ヒメタニシなどが確認できました。池に生息していた生物の大半は外来種で、ブラックバスやブルーギルなどを取り除きました。また、外来の植物ではホテイアオイを取り除きました。

なごや生きものウォーキング ~オオキンケイギク一斉調査~

平成25年6月15日(土曜日)、16日(日曜日)の両日、庄内川・天白川などの河川敷にてオオキンケイギクの分布調査を協議会主催で行いました。広く呼びかけをした結果、お子さんから大人の 方まで214人が参加され、30カ所に分かれて調査しました。

オオキンケイギクは、他の植物に届く光を遮って、その育成を抑圧することなどから、在来の植物が衰退する一因として危惧されており、外来生物法により特定外来生物に指定されています。

茶屋ヶ坂池の池干しの様子の写真1

調査は目視で行い、分布範囲をできるだけ正確に地図上に落とし込みました。あわせて個体群のサイズも記録しました。調査結果は取りまとめをし、今後の活用方法を検討していきます。

ため池の池干し 2012

平成24年11月10日(土曜日)に、守山区小幡緑地内の竜巻池で池干しを行いました。小学生をはじめとする地域住民の方々、専門家など200名が池内の活動に参加したほか、見学者を含めると450名の方に参加いただきました。

わずかに水の残った部分において地引き網や手づかみでの生物採集をおこない、採集した生物を展示しました。シオカラトンボ(ヤゴ)などの昆虫、オオタニシや巨大なヌマガイなどの貝類が見つかりました。一方、魚類では外来のブラックバスやブルーギルが多く採集されました。

竜巻池の池干しの様子の写真1

竜巻池の池干しの様子の写真2

採集された生きもののうち、外来の魚類140kgを池から除去しました。また、池際の外来の植物(セイタカアワダチソウ)も約30kgを除去しました。

今後とも、地元の皆さんのご協力をいただきながら、池のモニタリングをしていきます。

なごや生き物一斉調査2012陸貝編-なごやで探そう!カタツムリ-

一斉調査2012の様子の写真1

平成24年10月6日(土曜日)~8日(月曜日)、市内全域で同日一斉に、市民と専門家が協力して陸貝(カタツムリの仲間)の調査を実施しました。

33箇所で専門家と市民あわせて450名に参加いただきました。

今回の調査では、あわせて41種の陸貝が発見されました。

最も種数が多かったのは相生山緑地と高座結御子神社の19種です。また、木ヶ崎公園周辺でも17種が見つかりました。

最も多くの地点で確認されたのはオカチョウジガイ(30地点)、次いでイセノナミマイマイ(24地点)でした。名古屋市のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているヒルゲンドルフマイマイも、3地点で見つかりました。一方、外来種ではトクサオカチョウジガイ(20地点)、ヒメコハクガイ(16地点)などが多くの地点で見つかりました。

参加者からは、「身近なところに1cmにも満たない小さな陸貝がたくさんいて、種類の多さに驚いた」という感想が多く寄せられました。普段はほとんど見ることのない土の中に、たくさんの発見があったようです。

イセノナミマイマイ
オカチョウジガイ

なごや生きもの一斉調査2011野鳥編 -なごや丸ごと鳥さがし!!-

平成24年1月29日、市内全域で同日一斉に、市民と専門家が協力して野鳥の調査を実施しました。

市民参加者を公募した30箇所と、専門家による独自調査を実施した15箇所の、あわせて45の調査箇所で、専門家、市民あわせて600名に参加いただきました。

今回の調査では、あわせて91種の野鳥が観察されました。

野鳥の種数・個体数ともに最も多かったのは藤前干潟(藤前活動センター側)の35種、2,053羽でした。

一斉調査の様子の写真1

一斉調査の様子の写真2

また、藤前干潟(名古屋市野鳥観察館側)、平和公園一帯、牧野ヶ池緑地、農業センター・針名神社で30種以上の野鳥が観察できたほか、水鳥の豊富な藤前干潟、天白川河口、大江川河口で多くの個体数を数えました。

「身近にこんなにたくさんの鳥がいるとは知らなかった。」「よく見る野鳥の名前が初めて分かった。」などの感想をいただき、身近な自然や生きものと親しみ、関心を持っていただくきっかけとなりました。

ため池の池干し

平成23年11月3日(木曜日・祝日)、天白区天白公園内の大根池で池干しを行いました。地域の方々を中心とした大人や子どもたち、生物分野の研究者・専門家、教員、関係の行政機関の職員など、約600名が池の中での活動に参加したほか、見学者を含めると約1,200名もの方々に参加いただきました。

大根池の池干しの様子の写真1

大根池の池干しの様子の写真2

当日は、捕獲されたミシシッピアカミミガメやウシガエル、採取したホテイアオイなど計8種の外来種を除去しました。

一方、モツゴなどの小魚、スジエビなどのエビ類、ヒメミズカマキリなどの水生昆虫が非常に豊富で、市内ではほとんど見られないオオタニシやヌマガイが見つかるなど、大根池が、多様な在来種が生き残っている貴重なため池であることも分かりました。

ため池の生きもの

また、池の中入ってどろんこになりながら、生きものを探していた子どもたちにとって、身近な自然と触れ合う良い機会となりました。

詳しくは、協議会のウェブサイト(外部リンク) をご覧ください。

レッドリスト・レッドデータブック

名古屋市では、絶滅のおそれのある野生生物を把握・評価し、その結果を公表することで、絶滅のおそれのある野生生物への理解を深めてもらうとともに、適切な配慮を促すことを目的として、「レッドリスト」及び「レッドデータブック」を作成しています。

詳細は、「レッドリスト・レッドデータブック」のページをご覧ください。

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